日本、欧米企業様の中国工場進出において、なぜ私たちカイザーが圧倒的な支持を得ているのでしょうか。その理由は、何よりもカイザーの建設を象徴する「日本の施工品質を中国の建設コストで」ということに他なりません。
「中国の建設企業はコストは安いが、品質が不安だ」という声は、確かに日本、欧米のお客様からよく聞きます。しかし、私たちは、創立以来、日本の優れた管理方式の導入による品質確保と、中国独資企業の強みである価格競争力を両立してきました。なぜなら、それがお客様が最も求めていることだからです。カイザーが選ばれる、その理由は、矛盾を当然の使命としてお客様のために行っているからなのです。
たった15%だけ?と思われるかもしれません。確かに約15%のコストダウンだけ聞くと、大きな価格優位性は感じられないかもしれません。しかし、カイザーが提供するコストと品質を俯瞰して見てみると、その強みをお分かりになってくれるかと思います。(下図)
まず、施工(緑の部分)は、日系ゼネコンでもカイザーでも中国の現地施工会社に発注するので、同じ案件ですと、かかるコストも同じになります。ただ、現場で最も大切なのは施工担当者との円滑なコミュニケーション。カイザーは、中国ネイティブ企業の利点を生かし、スピーディーかつ柔軟な連絡、管理を行っています。
次に、建築資材費用(青の部分)ですが、実は私たちカイザーは、日系ゼネコンに比べて、費用を多くかけています。つまり、よりグレードの高い資材を使っているのです。日本製の資材も多く使っています。工場の資材には、何よりも精度と耐久性が求められます。資材の品質が、最終的な工場の稼働の具合を左右する場合もあるため、決してコストだけを理由に資材のグレードを落とすことはできないのです。
日系ゼネコンに比べ、施工は同コスト、資材は高コストとなると、では一体どこでカイザーの価格優位性は生まれるのでしょうか。それは、設計費用(オレンジの部分)と会社利益の無欲他にはありません。
一般的に、日系ゼネコンは設計は自社で行わず、専門会社に外部発注するケースが多いのです。それに比べ、カイザーはすべてをカイザーグループ内で完結させるため、結果的にコストダウン、工期短縮、そして安定した品質維持を提供できるのです。良いものを使い、そして品質を上げながら安く、早く工事を進めていく。これが、カイザーEPCの仕組みなのです。
また、日系ゼネコンと同じ施工費用ですが、カイザーは現地コミュニティとの強力な関係性を生かし、施工会社とほぼ専属契約に近いかたちを取っています。そのため、現場での指揮、工程管理といった品質維持に欠かせない事項を、本部と現場の連携を確実に行い、少しでもお客様に安心していただくよう務めています。施工の進め方や仕上がりに関しても、設計から施工への落とし込み方法や安全管理まで、ルールを会社間で徹底共有しているため、案件によって品質が異なるということも生じません。
お陰さまで、カイザーは、これまでに500件を超える企業様の工場進出を中国で成功させてきました。
その8割以上が、品質に特に強いこだわりを持つ日本の企業様ということからも、私たちカイザーが提供するサービスの価値をお分かりいただけるかと思います。
また、建設をお手伝いする工場の種類も非常に様々で、製造業から食品加工、農業まで幅広くカバーしております。
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